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三井倉庫、G2オーシャンの船舶総代理店業務を開始

2017年9月15日 (金)

ロジスティクス三井倉庫は15日、ノルウェー・ベルゲンに本拠を構えるG2オーシャン社から日本船舶総代理店として指名を受け、9月4日に同社芝浦本社ビル(東京都港区)で代理店業務を開始したと発表した。

G2オーシャン社は、ノルウェーのギアバルク社とグレイグスターシッング社が出資して5月1日に設立された、オープンハッチ船を主力とした本船の運航・営業を行う合弁企業。

運航隻数はフルオープンハッチ船、セミオープンハッチ船、通常バルカーを含めて130隻で、オープンハッチ船分野では世界最大級のキャリアとなる。7万3000DWTクラスのパナマックスからハンディーサイズまでの船隊を揃え、効率的な大量輸送で競争力強化に取り組んでいる。

日本を含む極東エリアでは、グレイグスター社のカナダを含む北米東岸・西岸サービスと、ギアバルク社の南米(チリ、ブラジル)サービス、ニュージーランド・豪州サービスが相互に補完しあう形で、G2オーシャンサービスとしてセミ・ライナー配船。主にパルプ、アルミ、製材などのCOA貨物を輸送し、輸出・三国間貨物も鉄鋼製品などを中心に積極化している。

三井倉庫では、今回の船舶総代理店業務の引き受けを機に「安定的で競争力のあるサービスの提供を推進」し、依然として物流の多くを占める大量一括輸送分野にも業務の幅を拡大していく考え。