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名村造船、11万トン型油送船引渡し

2017年9月15日 (金)

荷主名村造船所は15日、11万5000トン型油送船「CSK ENDEAVOUR」が伊万里事業所で竣工し、13日に引き渡したと発表した。

同船は、共通構造規則(CSR)を適用したシリーズの8番船で、従来型アフラマックスタンカーから船幅を2メートル拡げ、浅喫水で載貨重量11万5000トンを確保。

貨物油タンクとバラストタンクの新塗装性能基準を適用し、貨物油タンク・バラストタンクの腐食防止に努めることで船舶の安全性を高めている。

大容量の貨物油ポンプを3台装備し、3種の異種貨物油積みが可能。自動浚油装置を装備しており、効率良く短時間での貨物油の荷揚げを行うことができる。貨物油タンクの液面計はレーダー式を採用し、タンク内液位の計測精度を高めた。

バラスト水管理条約の発効に伴い、IMO承認に基づくバラスト水処理装置を搭載しており、バラスト水を制御することで海洋環境の保護に努めている。

■主要目
全長:249.97メートル
幅(型):44メートル
夏季満載喫水(型):14.8メートル
総トン数:6万3497総トン
載貨重量:11万4657重量トン
主機関:MAN B&W 6S60ME-C9.2 1基
定員:38人
船級:アメリカ船級協会(ABS)
船籍:シンガポール