いすゞ、大型トラック｢ギガCNG｣に新車型

サービス・商品いすゞ自動車は19日、大型トラック「ギガCNG車」に新たな車型を追加し、全国一斉に発売した。一回のガス充てんで東京-大阪間（500キロ程度）を走行できる。

これまでギガCNG車はマニュアルトランスミッション車のみを展開していたが、新たに運転しやすさや省燃費性に優れた「スムーサーGx」搭載車型を追加、完成車「ギガCNG Gカーゴ」もラインアップする。

スムーサーGx搭載車型は、自動変速による運転の手軽さで若手からベテランまで幅広いドライバーの省燃費走行をサポート。いすゞオリジナル完成車シリーズ「Gカーゴ」に追加したギガCNG Gカーゴは、耐久性・コスト・軽量化を高い次元で融合させた実用的な仕様で、「即戦力」として活用できる。

エンジンはマニュアルトランスミッション搭載車と同様、燃料供給装置にマルチポイントインジェクション（MPI）方式を採用した6UV1エンジンを搭載。NOx、NMHC、COの排出を抑える高い排出ガス浄化性能、都市間走行で使いやすいパワー・トルクと省燃費性能、優れた静粛性を確保した。

4月に改良したギガディーゼル車と同様、減速性能を向上させたプリクラッシュブレーキ（衝突被害軽減/衝突回避支援）を標準装備し、11月から適用される最新の安全法規に対応。車線逸脱警報（LDWS）、ミリ波車間ウォーニング、IESC（電子式車両姿勢制御システム）、EBS（電子ブレーキシステム）も標準装備している。

目標販売台数は年100台で、東京地区の希望小売価格は2645万2000円（税別）。