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大建工業、NZ企業買収し中質繊維板事業強化

2017年9月19日 (火)

拠点・施設大建工業は19日、ニュージーランド子会社のダイケン・ニュージランド社が12月下旬をメドに中質繊維板メーカーのドンワ・ニュージランド社を買収する、と発表した。

ドンワ社は大建工業が強みとしている中質繊維板事業を手がけ、北米、ニュージランド、中国、アジアを主な販売先として、表面性や加工性に優れた針葉樹系中質繊維板を製造している。大建工業は子会社を通じてドンワ社を買収することにより、中質繊維板事業と海外売上の拡大を目指す。

現在、大建工業はマレーシア2拠点、ニュージランド1拠点の計3拠点で年42万立方メートルの中質繊維板を製造し、提携先のホクシンによる製造分を合わせると、日本を中心に東南アジアや北米などに年62万立方メートルを供給している。

これに年間生産能力が20万立方メートルのドンワ社が加わることで、事業規模を拡大し、製造技術の共有による生産性と品質の向上を図るとともに、原材料の購買でスケールメリットを生かし、競争力強化につながる相乗効果を見込む。