郵船ロジ、ベトナムに1.2万m2の物流拠点新設

拠点・施設郵船ロジスティクスは20日、ベトナム・ホーチミン近郊に1万平方メートル超の大型物流施設を新設したと発表した。

ベトナム法人の郵船ロジスティクス・ベトナムがホーチミン市に隣接するビンズオン省のVSIP1工業団地で、倉庫面積1万2000平方メートルの大型物流施設を建設し、11月から稼働させる。

ホーチミン市やその近郊は、労働力が豊富で工業団地などのインフラ整備を背景に海外からの投資誘致も堅調に推移。国内最大の消費市場として活況を呈し、今後も外国企業の販売拠点としての進出が進むとみられている。同社は物流需要も拡大すると判断し、物流施設の新設を決めた。

VSIP1工業団地は、ホーチミン市北部に隣接するビンズオン省の最南端エリアに位置し、ホーチミン市中心部まで18キロ、タンソンニヤット国際空港まで20キロ、カトライ港まで30キロの好立地にある。

新拠点では在庫管理や流通加工、検品などのロジスティクスサービスと海上・航空輸送、国内配送を組み合わせた「サプライチェーンロジスティクスサービス」を提供する。

ベトナム法人は2014年11月に北部ハイフォン市に新倉庫を稼動させるなど、中部ダナン市、南部ホーチミン市などを含め、ベトナム全土に複数の物流施設を運営し、トータル7万平方メートルの倉庫拠点をベースに、コントラクトロジスティクス、海上・航空輸送、インドシナ半島のクロスボーダートラック輸送などを提供している。

■新施設の概要
名称：郵船ロジスティクス・ベトナム・ビンズオンVSIPロジスティクスセンター
所在地：No.6, Tu Do Avenue, Vietnam-Singapore Industrial Park I(VSIP1), Thuan An Town, Binh Duong Province, Vietnam
倉庫面積：1万2000平方メートル
事務所面積：1900平方メートル
稼動：2017年11月