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センコー、加工油脂・建材幹線輸送で改正物効法認定

2017年9月26日 (火)

ロジスティクスセンコーは26日、ADEKA(アデカ)向けの加工油脂輸送と日本ノボパン工業向けのパーティクルボードの幹線輸送の2件で、国土交通省と経済産業省から、荷主とともに改正物流総合効率化法(改正物効法)の認定を受けた。

ADEKA向けの加工油脂輸送は、ロットアップ化に合わせて茨城県の鹿島工場と福岡県の物流センター間1189キロの輸送を船舶へモーダルシフトした。年間輸送量は1200トン。

転換後は、鹿島工場から東京港までの107キロはトラックで輸送し、東京港・北九州港間の1144.5キロをフェリーで、北九州港から福岡物流センターまでの70.3キロをトラックで輸送する。

トラックから17トン冷凍冷蔵トレーラを利用した船舶モーダルシフトへと転換したことで、ドライバーの運転時間が転換前から年間87.6%(1330時間)削減できたほか、CO2排出量も34.7%(37トン)減らした。

日本ノボパン工業向けのパーティクルボード輸送は、堺工場から首都圏に向けた輸送をRORO船による海上輸送へ転換した。

従来は堺工場から神奈川県など南関東地域に向け、厚木物流センターまでの片道505キロの輸送(年間3840トン)と東扇島PDセンターまでの片道536キロの輸送(年間1920トン)をトラックで行っていた。

転換後は、堺工場から泉大津港まで(トラック)と泉大津港から千葉港まで(RORO船)の区間で2つの輸送を集約、千葉港から厚木物流センターと東扇島PDセンターまでトラックで運び、両拠点から東京都と神奈川県に向けて配送する。

13.5トントラックから20トントレーラーを利用した住宅部材の無人航送(RORO船)へとモーダルシフトしたのがこの取り組みの特徴で、ドライバーの運転時間が年間81.6%(3875.9時間)、CO2排出量が10.2%(22.5トン)それぞれ削減された。