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日野がリコール、原動機・変速機に不具合

2017年9月27日 (水)

行政・団体日野自動車は27日、中型トラック「日野レンジャー」などに取り付けられている原動機(コンロッド)、変速機に不具合があるとして、国土交通省にリコールをそれぞれ届け出た。リコール対象は合わせて1万1527台。

コンロッドブッシュ挿入時の製造条件が不適切なため、ブッシュの保持力が不足しているものがある。このため、そのまま使用を続けると、当該ブッシュが摩耗、損傷することで異音が発生し、最悪の場合、エンジンが破損して走行できなくなるおそれがあるという。全車両、コンロッドの製造番号を点検し、対象車両は良品に交換する。

また、自動変速機でアウトプットフランジの端面の硬度が 不足しているため、走行時のエンジン共振によりフランジ端面が摩耗し、フランジ締め付けボルトが緩むことがある。

このため、自動変速機から異音やオイル漏れが発生し、最悪の場合、当該ボルトが折損してプロペラシャフトが脱落し、走行できなくなるおそれがあるとして、全車両アウトプットフランジを対策品に交換するとともに、当該ボルトを適正トルクで締め付ける。併せて、一部の車両はエンジン制御プログラム、エンジン制御、自動変速機制御プログラムを変更する。