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三井化学、熱可塑性エラストマーを増産

2017年10月5日 (木)

拠点・施設三井化学は5日、子会社のサンアロイが熱可塑性エラストマーの需要拡大に対応するために増設を進めていた「ミラストマー」生産設備1系列(年産能力5000トン)が1日から営業運転を開始したと発表した。これにより、三井化学のミラストマーの国内年産能力は2万トンから2万5000トンに増強された。

ミラストマーは、軟質樹脂の中でも密度が低く軽いため、成形加工性に優れる。自動車部品、建材ガスケット・土木目地材、グリップ部品などに数多く使用され、需要が拡大している。今後も自動車の内装表皮、ウェザーストリップ、ステアリング・ブーツ、エアバッグ・カバーといった用途を中心に世界的な需要拡大が見込めると判断し、増産に踏み切る。

サンアロイは1993年11月設立の三井化学の全額出資子会社で、千葉県袖ケ浦市に本社・工場を構える。