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住友商事、愛知県半田市でバイオマス発電所完工

2017年10月5日 (木)

国内住友商事は5日、子会社のサミットエナジーを通じて建設を進めていた「半田バイオマス発電所」(愛知県半田市)が商業運転を開始したと発表した。

同発電所は、サミットエナジーが2012年12月に設立したサミット半田パワーを事業主体として建設し、運営を行うもので、半田市衣浦港に隣接する。

発電容量は7.5万キロワットで、稼働しているバイオマス専焼の発電所としては国内最大規模。バイオマス燃料は、木材チップやパーム椰子殻(PKS)などの取り扱いが豊富な住友商事の生活資材・不動産本部を窓口として、国内外から幅広く調達している。発電した電気はサミットエナジーを通じ、電力需要家向けに販売する。

バイオマス発電は、輸入木質チップ、未利用材、間伐材、パーム椰子の殻(PKS)などを燃料として発電するカーボンニュートラルな再生可能エネルギーで、再生可能エネルギーの中でも天候に左右されず、24時間フル稼働を前提とする「ベースロード電源」に分類され、安定して電気を供給する。

サミットエナジーは、半田バイオマス発電所だけでなく、稼働中の糸魚川バイオマス発電所(5万キロワット)、建設中の酒田バイオマス発電所(5万キロワット、2018年完工予定)の3か所の大型バイオマス発電所を保有・運営する。