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郵船ロジ、アストラゼネカの物流パートナー契約更新

2017年10月12日 (木)

ロジスティクス郵船ロジスティクスは12日、英国の大手製薬会社、アストラゼネカとの戦略的グローバルパートナー契約を更新したと発表した。現在取り扱っている海上・航空貨物輸送、コントラクト・ロジスティクス業務、陸上輸送のすべてを継続する。

郵船ロジはアストラゼネカの原薬調達から医薬品の輸配送業務まで全工程で物流サービスを担い、欧州域内の全輸配送オーダーを英国内のコントロールタワーで一括管理、定温混載輸送サービスをベースとした輸配送を行っている。

コントロールタワーでは、航空・海上輸送サービスも同じ窓口で対応し、アムステルダム、フランクフルト、シカゴを基点とする航空輸送サービス、欧州主要港を中心に提供する海上輸送サービスのほか、アントワープと英国に所有するGDP認証取得済みの医薬品専用倉庫でコントラクト・ロジスティクス業務を組み合わせ、独自のサプライチェーン・ソリューションを提供している。

すべての輸送に温度管理が必要で、製造工場から欧州全域を含む世界50か国、100都市以上への輸送状況を追跡する。

郵船ロジは医療・医薬品物流の強化を進め、欧州域内では15年9月にアムステルダムでGDP認証を取得。17年5月にはフランクフルトでも同認証を取得し、欧州の2大空港で同認証に沿った航空輸出入のオペレーションと定温混載輸送を組み合わせてサービスを提供している。

18年春ごろまでにはベルギー・アントワープ倉庫を8000平方メートル拡張する計画で、オランダ・ローゼンダール近郊でも1万1000平方メートルの医薬品専用倉庫を新設する。