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商船三井、省エネ装置で地球環境技術賞の優秀賞

2017年10月13日 (金)

▲プロペラに装着した「新型PBCF」(出所:商船三井)

認証・表彰商船三井は13日、同社が共同開発したプロペラ装着型省エネ装置「PBCF」(プロペラ・ボス・キャップ・フィン)が「2017年日経地球環境技術賞」で優秀賞を受賞したと発表した。

PBCFは、プロペラ後方に発生するハブ渦を消すことでプロペラ効率を改善させる装置で、搭載していない船舶と比べると、省エネ効果が3-5%変わってくるという。

商船三井と西日本流体技研、ナカシマプロペラ(開発当時の社名はミカドプロペラ)が共同開発し、商船三井テクノトレードが販売を担当している。

発売は1987年で、これまでに世界で3200隻を超える船舶が搭載。5月には、フィンの形状や高さに改良を加えて省エネ効果を高めた「新型PBCF」を三井造船昭島研究所と共同開発し、販売を開始した。

また1月には、カナダ・バンクーバー港の環境プログラムで水中騒音を低減する装置にPBCFが認定され、装着船への港費優遇措置が開始された。