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京セラ、鹿児島県にファインセラミック部品の新工場

2017年10月18日 (水)
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拠点・施設京セラは18日、ファインセラミック部品関連事業の拡大と将来的な設備増設を見据えた生産スペースの確保を目的に、鹿児島国分工場で新たに新工場を建設すると発表した。同日、鹿児島県知事の立会いのもと、地元自治体である霧島市と立地協定締結の調印式を行った。

新工場は、2018年10月から半導体・液晶製造装置用のファインセラミック部品の生産を開始し、同製品の生産能力を従来の2倍にする計画。

現在、IoTの普及に伴うビッグデータ、AIの活用など、高度情報化社会の到来により、データ処理の高速化や大容量化が求められている。 データセンターなどでは、従来の記憶媒体であるハードディスクドライブ(HDD)から、より高速のソリッドステートドライブ(SSD)などの半導体メモリへの移行が進んでおり、その半導体素子を製造する装置の需要が急速に高まっているという。

また、フラットパネルディスプレイ市場では、スマートフォンやテレビに高精細な有機ELを採用する動きが拡大しており、FPD製造装置の需要が増加。京セラでは、これらの市場ニーズに対応することで、ファインセラミック事業の強化を図る。

■新工場概要
名称:京セラ鹿児島国分工場第4-1工場
所在地:鹿児島県霧島市国分山下町1-1(既存敷地内)
投資総額:56億円
建築面積:5561.88平方メートル
構造:鉄骨造
階数:6階建て
延床面積:2万9232.18平方メートル
着工:2017年11月
操業:2018年10月
生産品目:半導体・ 液晶製造装置用ファインセラミック部品
生産計画:30億円(初年度2018年10月-19年3月)