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横浜冷凍、台湾物流関係者40人が夢洲物流センター視察

2017年10月23日 (月)

拠点・施設台湾の物流関係者40人が17日、横浜冷凍の夢洲物流センター(大阪市此花区)を訪れ、施設見学と意見交換を行った。

一行は環境に配慮した自然冷媒の導入や、食の安全・安心に対するセーフガードなど最先端の取り組み実態をテーマとして、同センターを視察。

施設見学会の後に行われた意見交換会では、使節団の設備・技術に対する関心が高く、活発な質疑応答が1時間以上に及んだ。特に、冷凍設備の構造や特徴、メンテナンス方法、安全対策への取り組みなどの質問が集中した。

夢洲物流センターは2014年、大阪市此花区で竣工稼働した物流施設で、関西イノベーション総合特区に指定された地区の民間事業者最初の進出事例となった。

設備は自然冷媒だアンモニア・CO2を利用した産業用省エネ型ノンフロン冷凍装置「NewTon」のほか、冷却時の廃熱を利用するハイブリッドデシカント陽圧式低温プラットホームなど、環境に配慮した最先端の技術を駆使し、施設屋上には業界最大規模となる発電能力630キロワットの太陽光発電システムを設置。売電、自社利用の他、BCP対策として一定量の蓄電も実施している。

台湾の一行は「日本物流考察團」として自国の物流研究と発展を目的に日本の物流施設の見学会などを主催し、今年で21回目の開催となった。