クボタ、米国中西部に新拠点設け物流網再構築

拠点・施設クボタは24日、米国販売子会社のクボタトラクターコーポレーションがカンザス州に新たな物流拠点を開設すると発表した。

新物流拠点の開設を機に物流網の最適化を目指した再編を進め、同国事業の継続的な拡大が可能な体制を構築する。

同社の米穀事業は主力の小型農機だけでなく、新たに畑作用大型農機市場へ参入を果たしたほか、建機市場ではコンパクトトラックローダーやスキッドステアローダーなどの製品ラインアップを強化している。

畑作用大型トラクタ・建機市場は中西部が中心となっていることから、市場の中心に近く、米国全域への交通利便性も高いカンザスに自社中央倉庫を新設し、最適で効率的な製品・部品供給体制の構築を目指す。

中西部支店を合わせて新設することで、この地区の営業体制を整備し、トレーニングを含むディーラーサポート体制を強化する。

新拠点「NADC」（North American Distribution Center）の開設には100億円を投資し、82.2万平方メートルの敷地に18.6万平方メートルの建屋を設ける。