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日通、米墨国境近くに自動車・部品物流の国際貿易拠点

2017年10月24日 (火)
空白

拠点・施設日本通運は24日、米国日通がテキサス州ラレドの拠点を移転・拡充し、9月から営業を開始したと発表した。

ラレドは米墨国境近くの都市で、自動車産業が盛んな米国中西部とメキシコ中央高原エリアを結ぶNAFTA回廊のルート上に位置する。

新施設のラレドロジスティクスセンターは、倉庫・事務所の合計面積が従来施設の2倍の広さ(9290平方メートル)となり、ロジスティクスセンターの機能とトラックコントロールセンターの機能を併せ持つ。

これにより、米国内と海外で生産された自動車部品や自動車関連材料を国境近くに保管し、メキシコ側へ納品、メキシコ側で生産された自動車部品などを米国側で自動車メーカーが手配するミルクラン(巡回集荷)へ引き渡す拠点となっている。

海外から輸入する際、米国到着時に輸入関税を支払うことなく保管でき、メキシコへの納品時には米国の輸入関税が発生しないまま、輸送できる。自動車メーカー指定のミルクラン倉庫として、顧客の要望に応じてピッキング、検品、仕分け、梱包、詰替え作業などの高付加価値サービスを提供し、特別作業専用のソーティングルームを設け、外部のほこりを遮断した環境で作業することが可能。

トラックコントロールセンターが米国、メキシコ国内輸送と国境通関プロセスを含む両国間のクロスボーダートラック一貫輸送に対応し、煩雑な国境輸送手続きは米国日通のスタッフが行う。