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日本郵船、支援先企業が入出港自動化で最高評価

2017年10月25日 (水)

ロジスティクス日本郵船は25日、同社グループが支援したスタートアップ企業がシンガポール海事港湾庁主催のプログラム「スマートポートチャレンジ2017」で優勝したと発表した。

(出所:グリーマティック社)

同社グループは「船舶の入出港に関わる業務の自動化」を課題に設定し、スマートポートチャレンジ2017にエントリーしたスタートアップ企業81社から人工知能を活用した業務効率化技術に優れるとして「グリーマティック社」を支援先に選出。

グリーマティック社は日本郵船グループの助言を受けながら、入出港業務の自動化に対応するソリューション構築に取り組み、ファイナリスト12社に残った。9月末の最終選考では、海事産業とベンチャーキャピタルの有識者らによる審査で、最も高い評価を得た。

具体的には、入出港に際して規制当局の要求を満たすための文書を入力・作成できることを示すため、日本郵船グループの協力を得ながら2か月かけて概念実証プロジェクトを構築した。今後は本格的なプロジェクトへの進出に向け、シンガポール海事港湾庁に助成金を申請する方針だという。

グリーンマティック社は、ビジネスアプリケーションで人が行うマウスのクリックやキー入力といったプロセスを自動化するロボットの開発・導入に取り組むスタートアップ企業。