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インクリメントP、自動運転用高精度マップでボッシュと協業

2017年10月26日 (木)

サービス・商品インクリメントPは26日、ボッシュと自動運転用高精度マップで協業することに合意したと発表した。

同社はボッシュとの協業が自動運転用高精度マップの実現に向けた大きな前進になると評価しており、これによって車両が車線内の自車位置を数センチ単位の精度で正確に把握できるようになるという。

自動運転の実現には、車両が自車の正確な位置情報を常に把握している必要があり、ボッシュはこれを実現するために車載カメラ、レーダーを用いた自車位置推定技術の開発に取り組んでいる。

車載センサーから得られたデータはボッシュのクラウド上で加工され、自車位置を推定するために使われる地図の構成要素(ローカリゼーションレイヤー)は常に更新。ローカリゼーションレイヤーをパートナー企業の作成する高精度地図に統合することで、自動運転車両は車載センサー経由で入手した物体に関する情報とローカリゼーションレイヤーから得た関連情報を比較し、自車の位置を推定する。

ボッシュは北米、欧州、中国で主要なマッププロバイダーと提携しているが、インクリメントPとの協業ではボッシュがローカリゼーションレイヤーをインクリメントPに提供し、インクリメントPは高精度マップに取り込んだ日本の自動運転用マップを作成する。