ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ヤマト、県、地域商社が連携

長崎県の国境離島、首都圏へ配送1日短縮

2017年10月30日 (月)

国内長崎県はヤマト運輸などと連携し、11月1日から五島市、新五島町、壱岐市、対馬市の国境離島4市町で、従来のトラック輸送と同等の料金で首都圏までの輸送日数を1日短縮する取り組みを開始する。

同県の離島では、これまで水揚げされた鮮魚を首都圏へ送る場合、2日後に到着するなど地理的なハンディを抱えていたが、4月に国境離島の4市町が「地域商社」を設立し、県がこれらの地域商社、ヤマト運輸グループ、オリエンタルエアブリッジと連携。

国境離島新法を活用し、4市町からの物流を集約・効率化して、従来のトラック輸送と同程度の料金で輸送日数を1日短縮する。

これまでは五島市、新上五島町からは船舶で長崎県本土地区に、壱岐市、対馬市からは船で福岡県に渡り、それぞれ陸路(トラック)で首都圏飲食店へ配達、2日後に到着していたが、五島市、新上五島町からは船と陸路で長崎空港に、壱岐市、対馬市からは飛行機で長崎空港にそれぞれ到着し、すべて同じ便で羽田空港を経由し首都圏飲食店へ配達、翌日午前中に到着する物流へと変更する。

(出所:長崎県)

配送先は今年度、商談会の実施などで開拓した首都圏のホテル、レストラン、居酒屋など34店舗。

五島市、新上五島町、壱岐市、対馬市の4市町は今年度に入って地域商社を立ち上げ、地域資源の発掘、活用、市場調査、商品開発、販路開拓などに取り組んでいる。