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センコーGHDの釜山新拠点完成、国際物流拡大目指す

2017年10月30日 (月)
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ロジスティクスセンコーグループホールディングスは30日、新潟運輸、韓国の物流企業との合弁会社を通じて韓国釜山港で建設していた物流施設「NHセンコー物流センター」が完成し、同日から営業を開始した、と発表した。

運営主体となる合弁会社のNHセンコーロジスティクスは、センコーGHDが55%、韓国のファソンエクスプレスが35%、新潟運輸が10%をそれぞれ出資し、2015年8月に設立。釜山新港の港域内にある「熊東(ウンドン)物流団地」で新センターを建設していた。

施設は延床面積が2万3400平方メートルの2階建てで、危険物保管エリアを設けたほか、将来の冷蔵・冷凍倉庫利用が可能な建物仕様とした。センコーグループでは、別の韓国企業との合弁会社「NKセンコーロジスティクス」が14年3月から物流センターを稼働させており、新拠点の竣工で同社は東アジアの拠点機能を強化し、事業拡大につなげたい考え。

新潟運輸は、韓国に近い新潟を中心に広がる自社のとした顧客基盤と日本全国への配送網を活かし、新センターを経由する国内外の物流需要の取り込み、国際物流事業、国内輸送の拡大を図る。

熊東物流団地は自由貿易地域(FTZ)の指定を受け、物流関連手続きの簡素化、保税貨物の無期限保管、流通加工作業などが可能となっていることから、これらのメリットを活かし、商品保管・流通加工のほか、コンテナ荷役、港湾業務といった低コストの物流サービスを提供していく。

■NH-SENKO物流センターの概要
名称:NH-SENKO物流センター
所在地:韓国慶尚南道昌原市
建物構造:鉄骨造・地上2階建て
敷地面積:3万5500平方メートル
延床面積:2万3400平方メートル
所有者:NHセンコーロジスティクス
設備:貨物用エレベーター4基、垂直搬送機3基