ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

UACJ、電気自動車需要拡大受けアルミ材設備新設

2017年10月31日 (火)

拠点・施設UACJは10月30日、福井製造所(福井県坂井市)に自動車パネル用アルミニウム材製造設備を新設すると発表した。

世界の自動車メーカーが電気自動車の航続距離を改善するため、車体の軽量化に取り組んでおり、その手段として有力な軽量アルミニウム材を採用する動きが加速してきたことから、これまで以上に需要が拡大する見通しとなっている。

同社は名古屋製造所で自動車用パネル材や熱交換器材を製造しているが、需要拡大に対応するためには「専用の生産設備の増強が不可欠」だとして、福井製造所にも新たに自動車用パネル材の生産設備を増強することを決めた。

具体的には熱処理設備、表面処理設備、スリッター設備、建屋などの建設・導入費用として160億円を投資し、2020年1月には稼働させる。生産能力は年間10万トン。