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TOTO、物流改革で年80億円以上削減目指す

2017年10月31日 (火)

財務・人事TOTOは、2018年度から22年度までの5年間で物流コストを1割、在庫日数を日本で1割、海外で3割それぞれ削減することを柱とするサプライチェーン改革を進め、生産サイドの取り組みと併せて年80億円以上を「永続的に」削減できる体質づくりを開始する。

18年度を初年度とする5年間の中期経営計画の中で「デマンドチェーン革新」として示したもので、物流コストの1割削減は「生産・販売を考慮した物流ネットワーク」をグローバルで構築し、物流網を最適化することで実現を目指す。

また在庫日数の削減は、ものづくりとの連動で需要変動への対応力を強化し、棚卸資産を「極小化」する中で目標として掲げる。日本では09年から16年までの「Vプラン」で18%を削減している。

これらのサプライチェーン改革に加え、「新たなもの創りへの挑戦」として、プラットフォーム設計とモジュール設計の「グローバル同時開発」に取り組むほか、IoTやAIを活用して「究極のムダ取り」と品質向上を両立させる「スマートファクトリー」によって、「永続的」にグローバルコストを削減する体質をつくり、年間80億円以上の削減を目指す。