ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

郵船ロジ、米州・東アジア部門不振・中間決算

2017年10月31日 (火)

財務・人事郵船ロジスティクスが10月31日に発表した中間(4-9月)決算は、米州セグメントで内陸輸送が低調だったほか、東アジアセグメントで海上・航空の仕入れ上昇・高止まりの影響を受け、増収だったものの、営業利益は減少した。

米州セグメントは、海上事業の輸出入、航空事業の輸出入で取扱量が増加したが、ロジスティクス事業の内陸輸送の取り扱いが低調に推移した。4.1%の増収だったもののの、内陸輸送の取り扱い低迷や景気回復を背景とした賃金水準の上昇による影響でセグメント損失は12億9300万円(前年同期はセグメント利益1億3000万円)となった。

東アジアセグメントは海上事業で輸出入の取り扱いが減少したが、航空事業の輸出が堅調に推移し、部門全体では14.2%増加した。一方、海上・航空の仕入れ上昇・高止まりといった事業環境のなかで粗利改善に時間を要し、セグメント利益は72.6%減少した。

日本セグメントは海上事業で自動車関連部品や工作機械の取り扱いが堅調に推移したほか、輸入の衣料品の荷動きに加え日用品が好調で、4.5%の増収。セグメント損失は5億6700万円(前年同期はセグメント損失8億1000万円)となった。

これらのことから通期業績予想を修正。売上高を4800億円(0.2%増)に上方修正したが、営業利益を30億円(55.2%減)、経常利益を28億円(56.9%減)、純利益を3億円(78.6%減)にそれぞれ下方修正した。

■2018年3月期第2四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
236,40810.2%
営業利益
505-82.6%0.2%
経常利益
516-86.6%0.2%
当期利益
-497--