財務・人事日本通運が10月31日に発表した2017年度9月中間決算は、アジア向け航空輸出貨物が好調に推移し、石油販売単価の上昇も加わり、増収増益。航空貨物は利益面で想定を大きく上回り、全体の営業利益は31.8%増(前年同期比)となった。
上半期はすべての部門で売上、利益ともに前年同期実績を上回り、特に「日本」セグメントでは売上が179.5億円、利益が36億円増加した。通期は売上高1兆9400億円(前期比4.1%増)、営業利益690億円(20.1%増)、最終利益430億円(18%増)を見込む。
なお、同社は今回の決算から有形固定資産の減価償却方法を定額法へ変更し、営業利益が前年同期の244億5200万円から322億3200万円へと77億8000万円増えているが、従来の定率法で計算した場合でも44億円程度の増益になる。
■2018年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 956,131 | 5.2% | |
営業利益 | 32,232 | 31.8% | 3.4% |
経常利益 | 34,482 | 22.4% | 3.6% |
当期利益 | 21,570 | 17.9% | 2.3% |