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大和ハウス、インドネシアで新物流施設着工

2017年10月31日 (火)
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拠点・施設大和ハウス工業は10月31日、インドネシアのブカシ地区でマルチテナント型大規模物流施設「DMLPフェーズI-2」を建設に着工したと発表した。また、2019年までに4万7500平方メートルの用地でマルチテナント型やBTS型の物流施設開発を行う方針だ。

同国で工業団地の開発・造成を手がけるブカシ・ファジャール・インダストリアル・エステート(BEST社)との共同事業体「ダイワ・マヌンガル・ロジスティック・プロパティ」(DMLP)を通じ、西ジャワ州ブカシ地区で10月2日に着工した。

大和ハウスは2013年2月、BEST社がブカシ地区で開発していた工業団地事業「MM2100工業団地」に参画し、その一部を「ダイワ・マヌンガル(MM2100)工業団地」(総開発面積1450ha)として開発を開始。同国では事例の少ない「コールドチェーン」対応の冷凍冷蔵機能を備えた物流施設やレンタル工場のほか、大和ハウスがインドネシアで初めてとなるマルチテナント型物流施設「DMLPフェーズI-1」の開発を手がけた。

新施設は、DMLPフェーズI-1が満床担ったことを受けて着工したもので、「海外で物流施設を検討」する日系企業などへの誘致活動を展開していく。

ブカシ地区は多くの工業団地と隣接し、生産から物流までの施設を一貫提供できるのが特徴で、ジャカルタ・チカンペック高速道路「チビトンIC」まで500メートル、ジャカルタ中心地(スマンギ交差点)まで30キロに位置。タンジュンプリオク港から35キロ、スカルノハッタ国際空港からは55キロと、海空の物流インフラに接続しやすい。

施設は最大4テナントが入居可能な仕様とし、延床面積は2万6500平方メートル。隣接するDMLPフェーズI-1と併せた延床面積は5万平方メートルの広さとなる。フェーズI-2は最小5000平方メートルの分割に対応する。

■建物概要
施設名:「DMLPフェーズI-2」
所在地:インドネシア西ジャワ州ブカシ県西チカランMM2100工業団地内
敷地面積:4万7500平方メートル(1万4380坪)
延床面積:2万6500平方メートル(8020坪)
構造:鉄筋コンクリート造・平屋建て
着工:2017年10月2日
竣工:2018年5月
入居:2018年6月
投資額:13億円