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三菱UFJリースと共同開発

CPD、松戸市に新たな賃貸物流施設

2017年11月1日 (水)
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拠点・施設センターポイント・ディベロップメント(CPD、東京都千代田区)は1日、千葉県松戸市に新たな物流施設を開発すると発表した。三菱UFJリースとの共同事業として、両社が出資する特定目的会社が建築主となり、2018年9月の竣工を目指して1日着工した。

物件名は「CPD松戸物流センター」(仮称)で、CPDが計画、開発、運用を含むアセットマネジメント業務を受託する。

同施設は東京都心部から20キロ圏内、今年度中に開通する見通しの東京外環道松戸ICから4キロ、三郷南ICから6キロに位置し、主要幹線の国道6号線へのアクセスに優れる。住宅地に近接し、新京成線みのり台駅から1キロと徒歩圏内にあり、JR常磐線松戸駅とJR武蔵野線東松戸駅からバスを利用して通勤しやすいことから、労働力を確保しやすい点も特徴だ。

建設地は稔台工業団地内の工業専用地域となっているため、24時間操業が可能で、都心への配送拠点と外環道を通じた広域物流拠点としての立地優位性が見込まれる。

建物は地上4階建てで1階にバースを配置する計画で、1社単独の専用センター、マルチテナント型のどちらにも対応できるように設計。外壁にサンドイッチパネルを採用することで、優れた断熱性と耐久性に加え外観に配慮し、倉庫部分は床荷重が1平方メートルあたり1.5トン(1階は2.5トン)、柱スパン10メートル×11.5メートル、梁下天井有効高5.5メートル、全館LED照明を導入し、倉庫内の照度は250ルクスとする。

荷物用エレベーター、カゴ車・パレット兼用垂直搬送機は2基ずつの計4台を設置し、貨物の上下搬送の効率を高める。

また、共同出資者が別に出資し、CPDがアセットマネジメント業務を受託するする特別目的会社は10月25日に近接する土地7900平方メートルを取得しており、19年春の完成を目指して同規模の物流施設の開発を計画する。

■「CPD松戸物流センター」(仮称)の施設概要
所在地:千葉県松戸市稔台六丁目
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
敷地面積:6921.24平方メートル(2094坪)
延床面積:1万4145.88平方メートル(4279坪)
建物構造:鉄骨造・4階建て
着工:2017年11月1日
竣工:2018年9月
監理監修:フクダ・アンド・パートナーズ
設計施工:鈴与建設
施主:松戸ロジスティクス特定目的会社