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ミスミ、メキシコに現地法人設立し短納期配送体制

2017年11月1日 (水)

荷主ミスミグループ本社は1日、メキシコ市場に本格参入すると発表した。同国に現地法人を新設し、同社が強みとしている「確実短納期」を軸としたオペレーション体制を構築、2018年4月から本格的な営業展開を開始する。

同国では安価な生産コストを背景に、自動車関連を中心としたメーカーの進出が続き、日系企業も現地への投資を積極化させているが、製造装置や部品、生産間接材などを一元的に供給できる企業が存在せず、メキシコへの進出企業の間でこれらの調達を効率化したいニーズが高まっていた。

同社はこうしたニーズに対応するため、日系企業の工場が多く集積する中央高原部のケレタロ市に現地法人を設立し、FA部品、金型部品、エレクトロニクス部品、工具、工場副資材などのMRO品を含むさまざまな商品を扱う。

併せて社内に物流倉庫を設け、「確実短納期」で配達できる体制を強化する。

これにより、同社のメキシコ配送は在庫品が最短で1日出荷、日本からの輸出品は従来比で最大10日間程度の短納期化を実現。他社ブランド品を扱う流通事業VONAについても品揃えを段階的に拡大する。