財務・人事名鉄運輸が6日発表した中間(4-9月期)決算は、燃料費や人件費が増加したことにより、営業利益が12.4%減少した。
貨物運送関連が混載事業を中心に顧客需要を積極的に取り込み、前年に比べ物量が増加した。また、利益確保のため輸送を外部委託からグループ内に取り込む活動や、営業力強化のため、新たに各地域へ営業専属の担当者を配置し、東京営業部との連携により新規荷主獲得を進めた。運賃の条件改定交渉に引き続き取り組んだ。
業務面では日本通運と連携した配送の受託のほか、施設の共同利用や共同配送を進めるなど、経営資源の効率化・有効活用を図った。流通倉庫関連では、飲料メーカーの増産に伴う保管・輸送需要を取り込んだことに加えて、日用品メーカーなど主要顧客の売上が堅調に推移し前年同期を上回った。
これらにより、売上高は0.9%の増収を確保したものの、燃料費・人件費増の影響で営業利益が減少した。
■2017年3月期第2四半期決算
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 55,374 | 0.9% | |
営業利益 | 2,332 | -12.4% | 4.2% |
経常利益 | 2,426 | -11.5% | 4.4% |
当期利益 | 1,567 | -37.6% | 2.8% |