丸全昭和運輸･中間、主力事業好調で営業益12％増

財務・人事丸全昭和運輸が7日発表した4-9月期決算は、主力の物流事業が好調に推移し、営業利益が12.3％増加した。

物流事業のうち貨物自動車運送事業は関東地区でステンレス、精密機器、住宅資材・輸出用雑貨の取り扱いが増えたほか、中部地区でステンレス、関西地区で樹脂や変圧器の取り扱いが増加したことで増収。港湾運送事業は関東地区で断熱材や農業器具の輸入の取り扱いが減少したが、非鉄金属や中東向けプラント案件の取り扱いが増えて増収となった。

倉庫業は関東地区で日用雑貨や輸入建機の取り扱いが減少したものの、宅資材が増加、関西地区では日用雑貨の取り扱いが増加し倉庫業全体では増収となった。鉄道利用運送事業は関東地区での住宅資材や樹脂の取り扱いが増加し増収。

その他の物流附帯事業は、外航船収入では自動車部品、中東向けプラント案件、合成ゴムや工業用ガスの輸出に伴う海上輸送が増えて増収。内航船収入は穀物類が減少したが、石炭が増え増収となった。航空収入は輸出向け変電所設備の新規獲得により増収。荷捌収入はモーター関連部品・変圧器が増えて増収。

物流事業全体の売上高は6.3％増加、セグメント利益は13.1％の増益となった。

■2018年3月期第2四半期