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コスモスエネルギーHD、ヘイル油田で生産開始

2017年11月8日 (水)

環境・CSRコスモエネルギーホールディングスは8日、子会社のアブダビ石油が7日に新規油田のヘイル油田で原油の商業生産を開始した、と発表した。

新規油田からの原油生産開始は、アブダビ石油では1973年のムバラス油田、89年のウム・アル・アンバー油田、95年のニーワット・アル・ギャラン油田に続くもの。中東で日系企業が操業権を持つ油田からの生産開始は、2011年以来となる。

ヘイル油田は12年12月6日から既存油田について、新たに30年間の利権更新をした際に権益を追加取得した油田で、権益を取得後、3D探鉱や評価井の掘削などによる評価作業、新たな人工島の造成や地表設備の建設、新規生産井の掘削などを進めていた。

この油田の生産規模は既存3油田の合計と同程度の見込みとされ、既存油田にも近いため、既設設備を活用することで新たな設備投資の抑制と生産量の増加に伴い、単位当たり操業コストを低減できる、としている。