ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

大和ハウス、アパレルEC向け物流のアッカ社買収

2017年11月9日 (木)

M&A大和ハウス工業は9日、グループ会社を通じ、アパレルEC向けフルフィルメント支援に強みを持つアッカ・インターナショナル(東京都港区)の全株式を取得し、孫会社化すると発表した。

同社傘下で物流システム開発のフレームワークスを子会社に持つSCSホールディングスがアッカ社の加藤大和社長らから11月30日付で株式を取得する。取得額は非公表。EC分野に強いアッカ社をグループ化することで、ソフト面の強化を含めた「次世代物流センター」の構築を目指す。加藤社長の処遇について、大和ハウスは「SCS社による買収後もアッカ社の社長を継続してもらう方針」だとしている。

大和ハウスでは、買収の当事者となるSCS社が物流システム開発や物流コンサルティングなどを手がけるフレームワークスをその傘下に持つことから、アッカ社との相乗効果が見込めると判断。特にアパレル業界向けのフルフィルメントサポート業務に強いアッカ社のノウハウを自社グループの顧客へ展開し、「アパレルにとどまらない事業拡大」を図る。

なお、SCS社は11月15日付で社名を「ダイワロジテック」へと変更し、大和ハウスグループであることを明確に示すとともに、「ロジスティクスとテクノロジーの造語」である「ロジテック」を社名に用い、次世代型物流施設を柱としたプラットフォーム「コネクテッド・ロジスティック・ネットワーク」の構築に向け、中心的な役割を担っていく。

アッカ・インターナショナルの直近(2017年2月期)の業績は、売上高20億2800万円、営業利益1000万円。