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中越パルプ、需要減受け新聞巻取紙の生産縮小

2017年11月9日 (木)

拠点・施設中越パルプ工業は9日、新聞巻取紙の生産体制を見直し、「二塚製造部」の抄紙機2台のうち1台の生産を2018年3月いっぱいで停止する、と発表した。

情報収集手段の多様化やインターネット広告への媒体シフトといった「構造的要因」で需要が減少し続け、今後も漸減傾向が続くとみられる中、新聞巻取紙を生産する二塚製造部は厳しい損益状況が続いている。

現在は2号抄紙機・3号抄紙機の2台体制で生産を行っているが、需要の減少に伴い、3号抄紙機一台で足りる状況となっていることから、日産190トンの生産能力を持つ2号抄紙機の新聞巻取紙、中下級紙の生産を停止することにした。

2号抄紙機で生産している品種は、3号抄紙機を含めたほかの設備に生産移管するなどして対応する。