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大和H・東急不など4社、桑名で16万m2の物流施設着工

2017年11月10日 (金)
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拠点・施設大和ハウス工業、東急不動産、日立キャピタル、ecoプロパティーズの4社は10日、三重県桑名市で地上6階建て、延床面積15.8万平方メートルの大規模物流施設の建設に着工した、と発表した。3月に東急不動産が物流施設開発事業への参入方針とともに、用地取得を表明していた。

桑名市で建設するのはマルチテナント型の物流施設でプロジェクト名は「桑名プロジェクト」(仮称)となっており、施設名は未定。

4社の共同出資による特定目的会社「桑名開発特定目的会社」が開発する中部エリア最大級の物流施設とする計画で、フロアごとの倉庫スペースを最小4600平方メートルの分割利用から最大2万6000平方メートルまで一括利用することが可能。施設全体では最大20テナントを収容する。

1階に低床式、上階には高床式のトラックバースを設け、各階へ大型車両が直接アクセス可能なダブルランプウェイを採用し、施設内に垂直搬送機を設ける。

BCP対策として非常用発電機や井水設備を導入し、400人以上の従業員が働くことを想定して屋外と屋上合わせて430台の駐車場を確保。共用施設には売店や休憩スペース、シャワー室などを設置し、働きやすさに配慮する。

東名阪自動車道桑名インターチェンジ(IC)と桑名東ICから車で10分の場所に位置し、名古屋市、名古屋港を利用しやすい立地も特徴となる。将来的には、東海環状自動車道(2020年度全線開通予定)や新名神高速道路(23年度全線開通予定)の開通状況に合わせて配送可能エリアが拡大し、東日本と西日本を結ぶ新たな結節点として利用できる。

■施設概要
プロジェクト名:(仮称)桑名プロジェクト
所在地:三重県桑名市多度町力尾(工業団地「テックベース桑名」内)
敷地面積:7万253.35平方メートル
延床面積:15万7911.68平方メートル
構造:SRC+S造、地上6階建て
設計・施工:大和ハウス工業
着工:2017年11月10日
竣工:2019年春