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ヤマト、厚木GWに国内初の三辺自動梱包機

2017年11月13日 (月)
空白

話題ヤマトホールディングス傘下のヤマトロジスティクスは13日、梱包から送り状の発行・貼り付けまでの作業をすべて自動で行う「三辺自動梱包機」を厚木ゲートウェイ(神奈川県愛川町)に国内初導入したと発表した。

物流サービスの付加価値を高めることに取り組む中、ヤマト包装技術研究所が仏ネオポストグループから購入して導入したもので、法人向けソリューションとして10月25日からスポーツDVDやサプリメントを取り扱う「Real Style」向け業務で利用を開始した。

ヤマト包装技術研究所は、ヤマトグループで輸送分野における梱包資材の開発を手がけており、ネオポストグループから購入した三辺自動梱包機を厚木ゲートウェイに導入することで、梱包の生産性を高めつつ、商品サイズに合った最適な梱包を新たな付加価値として法人顧客に提供する。10倍の生産性向上が可能というこの機械を活用し、自社社員の働き方改革も同時に狙う。

ヤマトロジスティクスが導入した三辺自動梱包機は、商品の三辺を自動計測して商品ごとに合った段ボールボックスを生成。自動梱包、送状発行、送り状の貼り付けまでの作業を一貫して行う。対応する段ボールボックスサイズは「宅急便60サイズ」から「160サイズ」まで。

製造能力は1時間につき最大456箱。機械本体の大きさは長さ18.03メートル×幅6.57メートル×高さ2.63メートル、カードボードミルを含めると、高さは3.72メートルとなる。

今後はゲートウェイ間の多頻度幹線輸送ネットワークをさらに効果的に活用するため、ゲートウェイだけでなく周辺エリアにあるヤマトグループの拠点でも付加価値機能を強化する。