財務・人事三井倉庫ホールディングスが13日発表した中間(4-9月期)決算は、物流事業でM&Aなどによる物流機能の拡充で取扱量が増えたほか、既存業務も堅調に推移し、増収増益となった。
物流事業は、倉庫業務で注力しているヘルスケア物流の新規取扱開始、3PL業務・サプライチェーンマネジメント業務の取り扱い増加といった、注力分野やM&Aを通じて拡充した物流機能で取り扱いが増加したほか既存業務も堅調に推移し、増収増益となった。不動産事業は減収ながら増益を確保した。
また、経常利益が海外子会社が親会社から借り入れているドル建て借入金に為替差益が発生し、第2四半期までにこの借入金を現地通貨建て借入金としたことなどにより、為替リスクを縮小したことなどから通期業績予想を上方修正。経常利益を当初の55億円から60億円へ、純利益を31億円から39億円へそれぞれ修正した。
■2018年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 114,843 | 2.7% | |
営業利益 | 3,492 | 49.7% | 3.0% |
経常利益 | 3,657 | 165.8% | 3.2% |
当期利益 | 1,799 | - | 1.6% |