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船主協会、海洋少年団招きセイルドリル見学会

2017年11月16日 (木)

ロジスティクス日本船主協会は16日、「海と日本プロジェクト」の一環として海技教育機構協力のもと、4日に清水港、11日に名古屋港で帆船「海王丸」のセイルドリル見学会を開催したと発表した。地元の海洋少年団を招いて実施し、清水・名古屋港合わせて22人が参加した。

子供たちは、海技教育機構職員案内のもと、船長室、甲板、船橋のほか、実習生が日々勉強している教室を経由しながら船内を見学し、船内の構造や船員を目指す実習生の生活に関わることまで幅広く説明を受けた。

展帆見学では、高さ50メートルのマストに実習生が一斉に上って次々と帆が張られていく様子に興味を示していた。展帆の最中、子供たちは実際に帆に触れることができたほか、「全36枚の帆は全て手縫いであること」「その全てを制作するには早くても5年かかること」などの説明を受け、驚いの声を上げていた。

また、子供たちは「帆を張る順番は決まっているのか」「船橋に用意されている旗にはどんな意味があるのか」「食料はどこに保管しているのか」など展帆や船内設備に関するさまざまな質問があがった。

清水港では、子供たちは全ての帆が広げられた迫力ある海王丸を目の当たりにし、その光景に圧倒されている様子だった。名古屋港では強風のため全ての帆を広げることはできなかったが、展帆・畳帆の両方を船上から見学できる貴重な経験をすることができた。