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NEDOと福島県、物流ロボット・ドローン実証で協力

2017年11月22日 (水)

サービス・商品国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は22日、福島県と福島ロボットテストフィールドを活用したロボット・ドローンの実証に関する協定を結んだ。

福島県は、福島イノベーション・コースト構想に基づき、県内の南相馬市・浪江町に物流やインフラ点検、大規模災害などに対応する陸・海・空のロボットの一大研究開発拠点として「RTF」の整備を進めており、2018年度から段階的に開所する計画。

また、福島浜通りロボット実証区域として、県内の橋梁、ダム、河川、山野などを実証試験や操縦訓練の場として仲介し、ロボットの実用化に向けた協力・支援を行っている。

一方、NEDOは「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」で小口輸送の増加や積載率の低下などエネルギー使用の効率化が求められる物流分野、インフラ点検分野、災害調査分野で活用できるドローン、ロボットの開発を行い、運用システムの構築や実証試験を行っている。

両者は提携によって連携を強化し、NEDOプロジェクトで福島ロボットテストフィールドを積極的に活用、ロボット・ドローンの実用化を加速させ「福島イノベーション・コースト構想」の推進とロボット・ドローン産業の活性化を図る。

具体的には、NEDOプロジェクトの実証試験をRTF、実証区域で実施する際の調整、実証試験に伴うNEDOプロジェクト関係者のRTFへの入居に向けた調整、NEDOプロジェクト成果の福島県内の教育機関、事業者への情報発信、WRS32020をRTFで開催する際の準備、広報――などで協力する。