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中央化学の中国子会社、立ち退き求められ会社売却

2017年11月22日 (水)

荷主中央化学は22日、北京中央化学の全出資持分を来年3月に北京長城偉業投資開発総公司へ譲渡し、債権の一部(6億円)を放棄すると発表した。

同社は1994年9月に中国北京市懐柔区で合成樹脂製食品容器や関連資材の製造拠点として北京中央化学を設立したが、雁栖経済開発区が進める地域一帯の再開発に伴い、立ち退きを要請されていた。

そこで同社は雁栖経済開発区と協議した結果、人件費が高騰して収益が圧迫されていた北京中央化学を閉鎖し、設備を中国国内の別の子会社に移設する方針を決定。経営資源の集中による体制拡充を進めるため、雁栖経済開発区の子会社の北京長城偉業投資開発総公司に譲渡することとした。

譲渡に際し、同社から北京中央化学への長期売掛金、未収入金、売掛金、立替金などの一部債権を放棄する。譲渡額は非公表。