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アイシン精機、制御ブレーキ生産拠点集約し物流効率化

2017年11月24日 (金)

拠点・施設アイシン精機は24日、グループ会社のアドヴィックス(愛知県刈谷市)と、半田地区で生産している制御ブレーキ製品、電動ポンプ、モーター、ECUなどの生産体制の強化を目的に、アドヴィックス半田工場(愛知県半田市)を拡張し、同地区の生産体制を再編すると発表した。

(出所:アイシン精機)

アドヴィックス半田工場は、第1工場と第2工場で構成し、制御ブレーキ製品の主力生産工場として回生協調ブレーキ、ESCモジュレータなどを生産。アイシン半田工場はエアサスペンションシステムなどの走行安全製品や電動ポンプ、アイシン半田電子工場はECUやセンサーを生産している。

今後、車両の電動化、自動運転の進展に伴い、制御ブレーキ製品の需要拡大が見込まれることから、アドヴィックスは第1工場を拡張し、生産能力の増強を図るとともに第2工場のラインを第1工場に集約することで、生産性の向上、物流の効率化を図る。

またアイシンは、制御ブレーキ生産ライン移設後のスペースを活用して、電動化の進展により需要拡大が見込まれる電動ポンプやモーター、ECUなどの電子デバイスの生産能力の増強を行う。

■アドヴィックス半田工場(第1工場)概要
所在地:愛知県半田市日東町4-29(アイシン半田工場隣接)
建屋面積:工場3万7600平方メートル、事務棟6750平方メートル
増築面積:工場6万1600平方メートル
増築部投資額:220億円(アイシンが建設し、アドヴィックスへ貸与)
増築部竣工予定:2019年1月
生産品:制御ブレーキ製品、回生協調ブレーキ、ESCモジュレータなど