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メルカリ、出品前に査定額振り込む即時買取開始

2017年11月27日 (月)

(以下画像の出所:メルカリ)

空白

話題フリマアプリを運営するメルカリは27日、不用品を売りたい利用者がアプリ上ですぐに「査定額」を確認でき、利用者が金額を了承すればその場で運営側が「売上金」を振り込む“即時”買取サービスを開始した。

商品を出品するよりも前の段階で自らのアイテムを「お金」に変えることができる先払い方式のサービスで、運営側は振込後、2週間以内に商品を集荷し、メルカリへ出品・販売して代金を回収する。

この即時買取サービスはメルカリ子会社のソウゾウが「メルカリNOW」のサービス名で27日正午から運営を開始。これまでメルカリを利用していなかった層へリーチし、利用促進と認知度の向上を図る。

買取金額の査定には、1日100万品以上の出品があるというメルカリの膨大な取引データを利用する。集荷時に現金化した商品を3点以上まとめて発送すると、集荷ボーナスとして500円を受け取れるキャンペーンを行う。

当面は2万円を1点あたりの買取上限額として設定し、サービス全体の1日の買取上限額は1000万円までとする。上限額を超えた場合は先着順で終了し、毎日10時に利用枠をリセットする。

手許にない商品を査定に出したり、偽造品を現金化したりといったリスクも想定されるが、これらの不正行為を防止するため、カメラロールに保存された写真は利用できない仕様とするほか、初めてのサービス利用時に古物営業法に基づく本人確認書類のアップロード提出を求める。

さらに、メルカリは250人のカスタマーサポートと365日24時間体制で違反商品の監視・削除や問い合わせ対応を行い、不正が判明すれば売上金を没収するとともに、アカウントの利用制限などの対応策を講じる。また、偽造品や盗品を検知した場合は警察への通報・連携といった協力を行う。

今後は利用状況を見ながら買取対象カテゴリーを拡大し、上限金額の引き上げや査定・出品時の情報入力のAI化を進めていく。