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プロドローン、目視外飛行認めた韓国で管制システム事業化

2017年11月27日 (月)

話題産業用ドローンメーカーのプロドローン(名古屋市中区)は27日、このほど「ドローン特別承認制」が施行され、安全基準を満たしていれば夜間や目視外飛行が可能になった韓国で、携帯電話キャリアのLGユープラスと協業し、同国初のクラウド型ドローン管制システムを事業化すると発表した。

LGユープラスのチェ・ジュシク副社長は11月21日、ソウルで記者発表を行い、ネットワークを介して目視外飛行や夜間でも安定した災害監視、測定、物流輸送などのドローン飛行可能な「Uplusスマートドローンクラウド型ドローン管制システム」を商用化したと発表。自律飛行で迷子を3分で見つけるデモンストレーションや数百キロ先の遠隔操作が可能な様子を披露した。

プロドローン、テラドローンとの3社が協業し、プロドローンがクラウド型ドローン管制システムに最適化されたスマートドローンの機体開発を担った。

11月10日から施行されたドローン特別承認制により、夜間・目視外飛行が可能になった同国では、リモートによる自動飛行が産業分野で領域を拡大するとみられており、今後5G通信が導入されることで、サーバーとドローン間の処理反応速度が高速化するとともに、より安定的に大量のデータ転送が可能になるとの期待が高まる。