CRE、守谷の新施設で2社と契約し満床に

拠点・施設シーアールイー（CRE）は28日、茨城県守谷市に建設した物流施設「ロジスクエア守谷」で国内企業2社と計3万2970平方メートルの賃貸借契約を締結したと発表した。これにより、同施設は契約率が100％となった。

今回の契約はロジスクエア守谷の東側半分、賃貸面積1万6450平方メートルをソフトウェア開発のサイバーステップ（東京都杉並区）へ、西側半分の賃貸面積1万6520平方メートルを物流企業のリクサス（大阪市中央区）へそれぞれ賃貸するもの。

同施設はワンフロアが5000坪の2階建てで、1階部分のトラックバースを北側・東側の2面に、事務所を東側・西側の2か所に設け、マルチテナント型物流施設として複数テナントへの分割賃貸の対応を考慮した設計。

庫内は平均照度300ルクス以上、床荷重は1平方メートル1.5トン、有効高は1・2階ともに6メートル以上を確保し、2階は最高7.6メートルに達する。4.1トン対応の荷物用エレベーター4基、垂直搬送機4基を実装し、階層を2階建てに抑えることで、取り扱う荷の上下搬送に伴う時間的なロスを減らすことに配慮。

立地は常磐自動車道谷和原インターチェンジ（IC）から2キロ、国道294号線に近く、つくばエクスプレス守谷駅、関東鉄道常総線新守谷駅から徒歩圏内と配送・通勤両面に強み。特に、計画人口5000人を見込む土地区画整理事業で誕生したニュータウン「ビスタシティ守谷」内に位置することから、労働力の確保しやすさは高い優位性を発揮する。

■「ロジスクエア守谷」の概要
施設名称：ロジスクエア守谷
所在地：茨城県守谷市松並青葉
敷地面積：2万5445.82平方メートル（7697.36坪）
用途地域：準工業地域
主要用途：倉庫（倉庫業を営む倉庫）
構造規模：鉄骨造地上2階建て
延ベ面積：3万4223.02平方メートル（1万352.46坪）
竣工：2017年5月31日
設計施工：JFEシビル