ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

18年度に国内販売

ジェイテクト、新規事業第一弾でアシストスーツ

2017年11月28日 (火)

サービス・商品ジェイテクトは28日、パワーアシストスーツを開発し、2018年度に国内販売を開始すると発表した。同社は4月に「新規事業推進部」を組織し、既存事業のコア技術を活かした新規事業にと取り組んでいた。

パワーアシストスーツは、少子高齢化、労働人口不足、労働災害の増加などといった社会課題に対し、同社が強みとするアシスト技術やトライボロジ(摩擦工学)技術、製造現場を持つメーカーの特性を生かし、現場作業の軽労化、省力化を目指した取り組みの第1弾として開発した。

「人と機械(モノ)の調和」をコンセプトに、人の動きに調和したアシスト機能で作業内容に応じ、出力やタイミングの面でアシスト特性を変更できるようにしたほか、リモコンを併用することで操作性を高めた。

また、左右独立に作動するようにし、さまざまな幅広い作業姿勢への対応が可能で、S、M、Lのサイズ展開で自然なフィット感にも配慮した。

18年度から開始する国内販売では、主に製造現場や物流現場を想定し、市場のニーズや顧客の声を聞きながら、中出力タイプの製品や筐体の軽量化に向け、シリーズ化を検討する。製造業からほかの産業への展開の可能性も模索する。