寺田倉庫、クラウドで｢自分専用｣宅配ロッカー

サービス・商品寺⽥倉庫は11月30日、同社が運営するクラウドストレージ「minikura」（ミニクラ）の新サービスとして「minikura LOCKER」（ミニクラロッカー）の提供を開始した。

クラウド上で「自分専用の宅配ロッカーを持つことができる」ことをうたうサービスで、ECショップや実店舗で購入した物をミニクラロッカーへ直送・保管し、自分の好きなタイミングで受け取ることができる。

同社はこのサービスを通じ「家庭内の収納スペース問題の解決だけでなく、昨今の配送人材不足や再配達問題といった配送での社会課題を解決することを目指す」としている。

保管料は月額850円で最大10点まで預けることが可能で、11点目以降の保管料は1点あたり月額130円。自ら受け取る際は、送料込みの取り出し作業料が1回1梱包につき800円必要になる。

自宅に宅配ボックスがなくても再配達を気にせずECショップを利用できるようになるほか、異なる店舗から複数の商品を購入した際に、ミニクラロッカーからまとめて受け取ったり、他人に住所を知られたくない個人間取引で自らの住所を開示せずに取引したりといった利用方法も考えられる。会員登録はAmazonアカウントとの連携に対応する。

サービスの提供開始に合わせて行うキャンペーンでは、11月30日から2018年1月8日までの申し込みに対し、18年2月までの月額料金を無料とする。

▲サービスの流れ（出所：寺田倉庫）