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沖縄初の電気バス運用開始、ヤマト子会社が整備担う

2017年12月1日 (金)

話題ヤマトホールディングスは1日、沖縄県で来春初めて運航開始する電気バスの点検・整備を、同社傘下で車両管理サービスを手がけるヤマトオートワークス沖縄が担うと発表した。電気バスの整備は、ヤマトグループで初めての取り組みとなる。

クルーズ客船の船舶代理店業務をおこなう沖縄シップスエージェンシー(那覇市)がエネルギー、自動車、IT製品などを手がける中国大手BYDグループの日本法人ビーワイディージャパンの製造する電気バス10台を沖縄県で初めて導入し、来春から運行を開始する。

電気バスの導入により、沖縄県を訪れる観光客にクリーンな環境を整え、観光満足度の向上に貢献し、観光支援を行う。また排気ガス削減により、沖縄特有の魅力ある自然の保全にも貢献する。

沖縄シップスは現在クルーズ客船の代理店事業により、沖縄県の観光産業活性化の一端を担っており、国内外での環境への関心が高まりつつある状況を踏まえ、那覇クルーズターミナル(那覇市)に寄港する観光客に、排気ガスの出ないクリーンな環境を整えることによる観光魅力度の更なる向上を目指し、さまざまな取り組みを検討してきた。

また、中国大手の電気自動車メーカーであるBYDは、日本国内での電気バスの普及に取り組んでいる。この電気バスは、ユーザーの使いやすさを追求し、排気ガスゼロ、低騒音と非常に高性能であり、2015年2月には京都市に国内初となる電気バスを提供するなど実績を積み重ねている。

ヤマトオートワークス沖縄は、運送事業者の「利便性向上」「コストダウン」「コンプライアンス経営支援」をコンセプトに、車両管理や、燃料供給、定期訪問による問診など幅広いサービスを一括して提供しており、現在では24時間365日対応可能な「スーパーワークス」を沖縄県に配備し、「顧客の稼働を止めない点検・整備」を実現するとともに、顧客ニーズにあったサービスの拡大を進めている。