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物流博物館、「海と陸と」テーマに6回目の映画上映

2017年12月6日 (水)

イベント物流博物館は17日、「海と陸と」をテーマとした映画上映会を開く。

物流博物館では、所蔵する昭和20年代-50年代の物流に関する映画フィルムのデジタル化作業を進め、これまで100本に及ぶ記録映像のデジタル化を完了した。これを記念してその中からテーマごとに作品を選び、近年の作品もあわせて上映会を行うことになった。月ごとに上映作品を変え、3月まで毎月1回の上映会を開催しており、今回が6回目。

今回は「海と陸と」をテーマに、「海と陸を結ぶ」(1960年・カラー・ワイド・30分・電通映画社製作、日本通運製作・企画)、「600トンフローティング・クレーン」(64年・カラー・9分・東京テレビ製作、日通企画)、「晴海埠頭倉庫」(65年・カラー・34分・輸送経済新聞社製作、日通企画)の3作品を上映する。

海と陸を結ぶは、日本通運の海運業務を紹介したPR映画で、日本各地の中心的な港を取材した大作。600トンフローティング・クレーンは600トンの吊り上げ能力を持つ、当時世界最大といわれたフローティング・クレーン「日本号」の初仕事を紹介した作品となっている。

晴海埠頭倉庫は、65年3月に東京港・晴海埠頭に完成した東洋一の近代倉庫、日本通運・晴海埠頭倉庫を紹介した作品。同倉庫の役割は、首都東京にそれまで間接的だった海上輸送を直結させた点に意義があったという。

当日は、これらの作品を10分時30分、13時、15時の3回上映する。定員は各回30人で事前申し込み不要。物流博物館への入館料(高校生以上200円・65歳以上100円・中学生以下無料)は必要だが、上映会は無料。