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海外物流戦略WT、18年3月に物流実態調査の報告書発刊

2017年12月20日 (水)

ロジスティクス日本物流団体連合会(物流連)は20日、物流事業の海外進出に関する課題について、官民連携して検討する「海外物流戦略ワーキングチーム」を尚友会館ビル(東京都千代田区)で19日に開催したと発表した。

今回は、国土交通省の町田倫代国際物流課長をはじめとする幹部や、会員企業から23人が参加した。会議では、町田課長から、最近の国土交通省の国際物流政策の取り組みとして、今年度にASEANで展開される物流パイロット事業の概要、日インドネシア・日フィリピン物流政策対話・ワーキングショップの結果のほか、「第三国での日中民間経済協力」についての説明が行われた。

事務局からは「物流業の海外進出に向けた諸外国の物流事情実態調査シンガポール・ブルネイ・マレーシア物流実態調査結果」と題し、10月に実施された、シンガポール、ブルネイとマレーシアでの物流実態調査の中間報告を実施した。現地で実施したヒアリングの一部を抽出し、調査員の所感も含めた報告が行われた。現在、内容を取り纏めている段階で、来年3月に報告書としての発刊することを目指している。

ワーキングチームの活動は、今年度の物流連の重要な業務と位置づけられており、現地情報や実務に詳しい会員企業や外部専門家の参加を得ながら進めるとし、次回は来年2月中旬の開催を予定している。