17年12月の成約運賃指数127、過去最大に

調査・データ全日本トラック協会（全ト協）と日本貨物運送協同組合連合会（日貨協連）が9日に公表した求荷求車ネットワーク「WebKIT」（ウェブキット）の2017年12月の成約運賃指数は、前月比5ポイント増、前年同月比6ポイント増の127となった。2010年4月の調査開始以来最も高い数値となった。

荷物情報（求車）は19万789件で前年同月を35.6％上回り、前月比でも17％増加した。2017年度の加入者数（ID数）は4655件と前年から315件増えた。

全ト協と日貨協連は「緩やかな景気回復に加え、年末にかけて輸送需要はさらに増加傾向となった。一方、トラック運送業界では、ドライバー不足の深刻化や労働時間短縮などへの対応は依然として厳しく、引き続き荷物情報（求車）が車両情報（求荷）を大幅に上回る状況にある」と分析した。

■成約運賃指数（月別）の推移（全ト協・日貨協連資料を基にLOGISTICS TODAY作成）