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運輸・倉庫業の景況感1.8P改善、17年12月

2018年1月12日 (金)

調査・データ帝国データバンク(TDB)が12日発表した昨年12月の景気動向調査結果によると、運輸・倉庫業の景況感(景気DI)は前月から1.8ポイント改善し52.5となった。

12月は「年末を迎え、顧客企業から出荷される貨物数量が増加しており、かつ運賃料金の値上げ効果も出てきている」(一般貨物自動車運送)、「大型車が大幅に不足して運賃は通常価格の3倍近くまで上昇し、この状態は年末頃まで続く」(一般貨物自動車運送)といった声が聞かれた。

先行きについては「労働コストの上昇や物流倉庫の新設などから、需要を上回る供給力発生の懸念がある」(普通倉庫)と不透明感を示す声があったが、「今後も未交渉の顧客には、人手不足により価格交渉で単価の見直しを図ることができるとみている」(一般貨物自動車運送)、「圏央道の開通とIC建設で、開発が進んできているため」(一般貨物自動車運送)といった期待感を示す声もあった。