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大日本印刷、ベトナムに「軟包装」工場を新設

2012年5月14日 (月)

拠点・施設大日本印刷(DNP)は14日、日用品や食品向けのフィルム製パウチやチューブなどの「軟包装」を製造する工場をベトナムに新設すると発表した。新工場は2013年4月から稼働を開始する。

 

これまではDNPインドネシアが、ベトナムに製造拠点を構えるグローバル企業にインドネシアから製品を供給していたが、短納期対応や生産拠点の複数化によるリスク分散などの要望を受けていた。

 

こうしたニーズに対応するため、ベトナムのホーチミン市近郊のビンズン省に新会社を設立するとともに、軟包装の新工場を建設。DNPインドネシアと連携を図りながら、東南アジアでのパッケージ事業の拡大に取り組む。

 

新工場はシャンプーの小分け袋(サシェット)のほか、柔軟仕上剤や洗剤などのスタンドパウチ、歯磨きや化粧品などのラミネートチューブの原反などの製品を生産し、インドシナ半島と近隣諸国のグローバル企業、日系企業、ローカル企業に製品を供給する。

 

また、機能性を保持しつつフィルムの薄肉化を図るなど、環境負荷やコストの低減を実現するとともに、ベトナムをはじめとしたインドシナ半島各国の風土や生活式に合わせたパッケージの開発にも取り組んでいく。

 

投資額は40億円で、パッケージ製品の製造・販売により、5年後に50億円の売上を見込む。