双日、中国・曹妃甸工業区のエコシティー化で戦略提携

拠点・施設双日は30日、中国・曹妃甸工業区（唐山市）のインフラ投資管理を一手に引き受ける政府系投資会社「唐山曹妃甸基礎インフラ建設投資有限公司」との間で、同工業区の環境・インフラ整備を包括的に推進する戦略的合作意向書を締結したと発表した。

同工業区は北京から東に220キロの位置に開発されている「環境配慮型工業都市」で、日本・韓国・中央アジアなどの国を結び、エネルギーや鉱物資源の物流基点として注目されている。中国政府は国家級循環経済モデル都市に指定し、工業区面積310平方キロメートルに5兆元（約65兆円）を投資する計画。

双日と唐山曹妃甸基礎インフラ建設投資有限公司が合意したのは、（1）汚泥処理を含む廃棄物処理・リサイクルと関連発電事業（2）水処理関連事業（3）スマートグリッド（4）電気自動車、交通システム関連（5）新エネルギー、省エネ関連（6）新素材、新技術、設備製造事業――の事業分野で、主に日本の最先端技術を用いてエコシティーの構築をすすめる。